ゴム砥石は対象に合わせて変形するゴム弾性を活かし、加工物に負荷が少なく研磨できる工具です。
ダイワラビンは独自の技術により、優れた切れ味を持ちあわせていることが特長で、研削・研磨・バリ取・最終仕上げまで幅広い用途に活用いただけます。
要求の厳しい航空機エンジン等のタービンブレードや精密バルブ、過給器等の高い精度を求められる 部品の加工でも長年ご利用頂いている信頼性の高さも「ダイワラビン」の大きな特徴です。
ゴム砥石は、負荷に応じて変形する「ゴム弾性」が作用するため、硬い砥石やペーパーに比べて、ワークに深い傷をつけにくく均一に研磨ができます。
また、ダイワラビンは独自開発の砥粒(CMタイプ)やゴム設計でゴム砥石に優れた切れ味を付与していることが特長です。従来、ゴム砥石は「磨き用」というイメージでしたが、この常識を変え、バリ取りから研磨までダイワラビンで加工することが出来ます。
研削・研磨・バリ取り・最終仕上げまで、幅広い工程に対応できるダイワラビンは製造工程の効率化をすることができ、工程短縮や作業時間の短縮でコストダウンに貢献します。
※ダイワラビンは主にバリ取り(鋭利なバリは×)又は中仕上げ以降の工程で使用できます。
中間工程の短縮(最終仕上げ前)、最終仕上げと幅広く使用可能です。
ゴム弾性を活かしたゴム砥石は曲面になじみやすく、硬い砥石に比べてハネやビビリが少ないため、安定した研磨作業が可能です。
また、アルミ・真鍮などの非鉄材に対しても目詰まりしにくく、ドレス(目直し)なしで連続作業ができます。バリ取り作業では、二次バリが発生しにくく、バリ取り作業の効率化が図れます。
使用条件を守って使用すれば、ツルーイング(砥石の形状・バランスを整えること)やドレスに専用のツールや細かな設定は不要なため、手間をかけずに効率的に作業することができます。
ゴム砥石は、粉塵を大幅に減らすことができます。廃棄物を削減するほか、作業者の環境を改善することにもつながります。
また、大量の研削液を必要としないため、環境への負荷を低減する対策としても有効です。
硬い砥石に比べてハネやビビリが少ないため作業者への負担も軽減されます。
ダイワラビンでは、さまざまな形状・大きさ・配合のゴム砥石を開発・提供しています。そのアイテム数は18,000点以上。豊富なラインナップから用途や作業に合わせて最適な製品を選択いただけます。
また、適応素材も金型素材をはじめ、ゴム・樹脂・プラスチック、軟質金属、アルミ、SUS等の難削材、高硬度脆性材料、各種のコーティングまで幅広くカバーしています。
既存の製品で対応できない場合は、お客様のご要望に応じた特注品の開発も可能です。開発スピードと対応力でお客様の多様なニーズに応えられる体制を築いています。
ダイワラビンではゴム砥石の可能性を広げる画期的な製品の開発に積極的に取り組んでいます。ゴム特性とダイヤモンド砥粒の最適な組み合わせで、性能を大幅に高めた従来にないダイヤモンドツール「ダイヤモンドラビン」、酸化セリウムをゴムに練り込み、固定砥粒方式でのガラス鏡面研磨加工を可能にした「Gラップラビン」など、他の研磨材ではできないユニークな製品を開発し続けていることも特長です。
また、近年求められる工程の自動化に対応するノウハウも蓄積しています。ゴム砥石のプロとしてお客様の用途に応じた最適な製品のご提案が可能です。